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江戸時代の”びいどろ”でガラスが日本に普及した

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今でこそそこら中で見かける、あって当然のもの。それがガラス製品です。家や車の窓ガラスはもちろん、パソコンやスマートフォンのディスプレイなどにも使われていますね。透明で向こう側が見えるのに物質は通さないという、よくよく考えてみるとなんとも不思議なものですね。ガラスの歴史は古く、弥生時代にはすでにガラスがあったとされています。最近できたもののように感じるのですが、そんな古くからあっただなんて驚きです。

ただ、ガラスそのものは古くからあったものの、日本にガラスが普及したのは江戸時代頃です。江戸時代の”びいどろ”でガラスがどんどん普及し、そこに輸入品の質が高いガラス製品が加わり、今のようにガラスが全国に広まりました。しかし、江戸時代のガラスは質が悪く、簡単に割れてしまうようなものでした。ですから江戸時代では今のように窓ガラスやガラス容器といった生活用品としての使い方はしておらず、壊れても構わないもの、つまり玩具や装飾品として使われていたのです。

ちなみに、江戸時代では玩具としてガラスが広まっていったものの、生活用品としては輸入品のほうが人気が出ていきます。ガラスは、仮に割れてしまっても熱すれば溶け出し、また加工して再利用することが可能です。日本の陶磁器のように、割れたらおしまいではありません。だからこそ西洋諸国ではガラスは容器として使われ、割れたらまた再利用するといった流れができあがり、当時の日本よりガラスの質や加工技術が高いものでしたからね。びいどろなどの玩具として世の中に手軽に広まって、それが輸入品の質が高いガラス製品で更に加速し、最終的に明治時代になってガラスくずの輸入がされるようになって、日本のガラス製品が進化していきました。

今では割れることのほうが珍しいガラスも、こういった歴史が積み重なってできているんだと思うと、なんだか感慨深いものがありますね。